ベテランのQAエンジニアは求人需要も高く安定して高収入

Tweet

Pocket

新規開発され続けるアプリケーション

一般家庭におけるパソコンの普及率も100%に近くなり、インターネットも日本のみならず世界中に浸透している昨今、ネイティブアプリやWebアプリなどのアプリケーションが開発される数は増える一方で、これからもその傾向は続いていくことでしょう。それに伴って、アプリケーションごとに必ず必要となるQAエンジニアの需要もまた、アプリ数の増加とともに確実に増していくことになります。
どれほど有能なプログラマが開発したアプリケーションでも、膨大な数のバグやミスが残っているのは当然の事です。大量のプログラミング構文の入力を、全く間違うことなく行える人間などいないからです。もし、テストやデバッグを行える新しいツールが開発されれば、QAエンジニアの人員が削減されてしまう事態が起こることもあり得ます。しかし、現在の状況では膨大な量の作業に対応するには人の手に頼るしかないので、求人が無くなって困るような事は無いでしょう。

プログラマやシステムエンジニアの見習い

プログラミングの専門的な知識や経験は持っていなくても、QAエンジニアとして開発の現場に携わっていれば、プログラマやシステムエンジニアとして必要な経験を積むことにもなります。プロが作成した完成前の段階のアプリケーションのデバッグに携われば、プロでも不可避なバグやミスを見られる貴重な機会を得る事になり、プログラミングをより深く理解することが出来るでしょう。完成したものではなく不完全な状態のアプリケーションに触ることで、ミスやバグが起こりやすい部分を実際に体験出来るのです。
プログラマやシステムエンジニアを目指すなら、専門知識を勉強する前の段階として、一度はQAエンジニアとして働いてみるのは有効な手段です。

熟練になれば安定収入も

収入については、QAエンジニアはプログラミングなどの技術が無くても大丈夫なので、基本はアルバイトと同様の低収入ではあります。ですが、中にはミスやバグを発見した数に応じて報酬が増える歩合制を取り入れている所もあります。そのような歩合制の現場なら、手際良く沢山のエラーやバグを発見できるQAエンジニアとなれば、本職であるプログラマやシステムエンジニアと同様の高い報酬を得る事も可能です。どれほど優秀なプログラマであっても、最初から開発したアプリにバグが発生しない様にする事は不可能です。
そう言う意味ではQAエンジニアにとって、デバッグ前のアプリケーションは魅力的な収入源です。高収入を得るには、そこからどれだけ早く多くのミスやバグを発見出来るかにかかっています。技術を磨いていけば、QAエンジニアは十分将来性を見込める仕事だと言えます。