QC検定(品質管理検定)は、ITシステムやソフトウェアなどに限らず品質管理業務全般に対する知識をどれだけ持っているかを客観的に評価する検定試験です。2005年から行われた本検定は、年に2回試験が実施され、合格者は28万人を超えています。
多くの企業では業種を問わず品質管理を行っていますが、高い品質を保つには従業員の品質管理に対する能力や意識が高くなければなりません。職種やポジションによっても必要となる知識レベルは異なりますので、本検定では4段階にわけて品質管理能力の認定をしています。それぞれの段階における対象者は次の通りです。
<1級/準1級>
品質管理部門や技術系部門の従業員など品質管理業務全般についての知識が要求される業務に就く方。
<2級>
自らの力で品質に関する問題を解決することを求められる方。プロジェクトマネージャーや管理職など。
<3級>
主に品質管理部門の従業員として働こうとする方。
<4級>
これから就職する学生や人材派遣会社に登録しようとする方。
企業では様々な規則があり、より良い製品やサービスを提供するために設けられた規則やルール、それに沿った活動が、「品質管理」又は、「品質管理活動」と呼ばれます。ほとんどの企業では品質管理を専門に行う部署がありますが、製造やサービスの提供は、全ての部署が関係し実現するものです。
そのため、品質管理部門だけがその知識を持っていればよいという時代ではなくなってきており、直接製造をするラインスタッフや運搬を行うスタッフまで必要最低限のスキルが要求されています。また、最近の企業は学生のうちからこのような知識を学んでおいて欲しいと要求しています。これまでは企業毎に独自の基準で品質管理に対する教育をしてきましたが、近年では資格制度など共通の学習制度が整ってきたこともその要因です。
品質管理の基本は決して難しいものではありません。まずは、無料でダウンロードができるテキストで、チャレンジしてみるとよいでしょう。QAエンジニアの知識には直結しないでしょうが、様々な業種でも活用できる内容もあるので参考になるのは間違いないでしょう。
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QC検定2級であれば3ヶ月を目安に学習することで合格が狙えます。Webを使って受講するのでエンジニアにも取り掛かりやすく忙しい方でもちょっとした空き時間に勉強ができます。QAエンジニアを目指すのであれば2級から挑戦しましょう。
大企業から順にシステムの品質維持に関わる人材投資に着目されていますが、中小企業になると名目はQAエンジニアでも実質の仕事内容はテスターとしての作業ばかりで収入も低いというケースも少なくありません。スキルも高く経験豊富なQAエンジニアのスペシャリストとして高額収入を目指すのであれば、フリーランスとして独立するのもひとつの選択肢です。フリーランスQAエンジニアの案件求人は多数あり、かつ高額報酬が見込めます。続きを読む
「QC検定(品質管理検定)」とは、一般社団法人日本品質管理学会の認定を受け、一般財団法人日本規格協会および一般財団法人日本科学技術連盟が主催する品質管理に関する認定資格です。品質管理の基本ツールでもあるQC七つ道具の知識と実践的活用法、さらに統計や相関分析など、品質管理に必要となる知識を問われる試験で、1級、準1級から4級まで、レベルごとに区分されています。品質管理の知識レベルを客観的に証明できるため、QAエンジニアのスペシャリストを目指す上で役立つ資格のひとつです。続きを読む
QAエンジニアとして経験を積み熟練になれば、安定して高収入を見込めます。特に大企業を中心に専門的知識とスキルを持つベテランQAエンジニアの重要性に着目されつつあるため、今のうちからQAエンジニアとしてのレベルを高めることによって将来的な人材価値が高まっていくことが予測されます。開発者がどれほど優れたエンジニアであっても、デバッグ前のシステムやプログラムには必ずバグやエラーがあります。それをいかに早くたくさん発見することができるかがQAエンジニアの腕の見せ所です。続きを読む